だるまの型の生地を作る・真空成型
生地の材料になる湿らせた古新聞紙を水の入ったタンクで溶かしてからタマゴの運搬に使われた紙製の保護材も入れて溶かします。
※成型された生地は張り子製造業者様より仕入れしております。
紙の繊維が細かくなれば生地に使う材料が完成します。次に穴の開いた金型の中に金アミを張った生地づくり用の箱で真空成型作業します。
箱を材料のタンクの中に入れポンプで吸引します
その後温風を入れて乾燥させます。
乾燥後金型からとり出すと肉厚5mmほどの生地が完成します。その後、天日で2~3日乾燥させてます。
だるまの型に下塗りをする
貝を焼いて粉にした胡粉を入れて下塗り用の塗料をつくります。だるまの底にヘッタと呼ばれるおもりを下塗り用の塗料で接着します。ヘッタを付けると、だるまの底が重くなり「起き上がりこぼし」になります。全体に下塗をして天日で2~3日乾燥させます。
だるま着色作業
着色も手作業で一つ一つ丁寧に行います。現在では専用のタンクの中に塗料を入れ着色しておりますが創業当時はハケでひとつひとつ塗り上げておりました。
現代においても赤いだるまは、だるま市・縁日のお祭り・インターネットのご注文での売れ行きが他の色に比べてダントツに多いので大量生産しております。
そのためカラフルな色ダルマ(カラー達磨)の価格よりお安く販売させていただいております。
※白色のだるまは下塗の白の上に塗料の白を手塗りで仕上げております。(他のカラーだるまも手塗り)
敷地内、ダルマが置けるスペースはすべて写真のような状態になる日もあります。屋根のないスペースは雨が降らないよう天気予報とにらめっこしながら「天日で乾燥」しております。
気のせいかもしれませんが日光浴したダルマさんの赤は独特な深い色に仕上がります。
「人形は顔が命です。」とCMであったように「だるまは顔が命です。」お顔のベースになる重要な作業です。丁寧に白く塗り上げていきます。
目のまわりのオレンジはグラデーションになるよう仕上げます。白目・金縁が入る部分です。お化粧をすることによりダルマの目がより力強いものになります。
ストーブを囲んでる達磨さん、なんとなく愛嬌ありませんか?
顔描き作業
顔はお店によって全て違います。どのお店の顔も素晴らしく伝統と誇りをもって描いております。
高崎だるまは「ふるさと伝統工芸品」として指定されており眉は鶴、ヒゲは亀も描いており大変縁起のよいダルマと言われております。
最終仕上げ
当サイトでは皆さまからのご注文を受けてからお腹の文字(名入れ・必勝・合格・寿など)両肩の祈願文字をお入れしております。
ご希望に応じて背中の文字もお入れしております。
ご注文はおひとつからノベルティーなど大量注文にも対応させていただいております。